がらくた

なんのやくにもたたない

結晶ゴーレムつくるよ

ビスマス結晶をご存知か

 

溶かして固めると四角い幾何学形状で結晶化し、いわゆるマジョーラカラーの美しい結晶です。
これが案外家のコンロでも作れると聞いて、やってみたくなりました。

 

調べると作り方を解説した色々なサイトが出てきます。私が参考にしたのはこちら

www.mirai-kougaku.jp



amazonで材料を揃えてやってみました。
用意した結晶は1kg。5000円分ぐらい
これをカセットコンロで熱して溶かして、火を消して冷ましていくと、温度が下がった表面から結晶化していきます。



7分ぐらい熱するとこんなかんじ
だいたい270℃ぐらいが融点だそうです。
火を切って放っておいてもいいんですが、結晶の核になるようゼムクリップを入れておきます。

 

クリップピンセットでつまんで取り出したのがこちら。美しい…
色があっという間に変わっていくので、目で見るとよりきれいです。
冷まし方や温度で色が変わるようで、黄色っぽいのや紫っぽいのまで色々できます。

 

なかなか大きいのを取り出すのは難しいんですが、一番大きい結晶は鍋底にできてました
美しい…けど上手にこれを取り出すのは結構難儀しました。
再加熱してちょっとだけ溶かさないといけないんですが、金属なんで重いし熱いしで結構気を使う
うっかり机に置いてしまって焦げ跡ができてしまった…

 

熱しては冷まし、結晶を取り続けてこんな感じ。
いいんじゃないでしょうか。

 

ここで終わってしまうとただの科学実験なので、作った結晶でなにか造形をしたいと思います。
結晶…結晶…金属…ゴーレム…ゴーレムを作ろう!

 

というわけでいつも通り骨から
今回はゲームキャラなどのモチーフなし。テキトーに作ります。前腕がデカくて強そうで頭悪そうなやつにしたい。


全身作ると粘土の消費量も多いし大変。寒くて粘土が硬い。

 

部分的に焼成していく手法をやってみようと思って、顔だけ先に焼き固めたものをドッキング
細かい造形が崩れなくていい

 

途中で結晶を貼り付けて結晶の配置イメージをテスト。
背中の岩から、結晶がむき出している感じにしたい。
少し歪なフォルムになるように肉(岩)を持っていきます。
左手も別で作って焼成してからドッキング

 

粘土にグリグリ!っと結晶を押し込んでドッキング。
結晶作る際に刺しておいたクリップがちょうどよく粘土に刺さるのでいい感じ。
そのまま焼いて固めました。
接着剤いるかな?と思ったけど、問題なくくっつきました。
一個だけ焼いたあとにポロっと落ちたのでアロンアルファで接着。


 

いつも通り筆で着色して完成!
自然物かつ1マテリアルなので、ハミ出るとか気にせずガシガシ塗れる。楽しい。楽ちん。
頭悪そうだし強そう。

 

頭蓋骨と背骨に、少し人間らしい造形を入れてあります。
このあたりは、エイリアンに影響を受けている気がする。
金色と銀色を少し使って、ビスマスの金属となじませるように彩色してます。

 

そんな感じ。

youtu.be

メイキング動画も作ったので見てネ


今年は、粘土+αのマテリアルで作る年にしたいな~~と思っています。
色んな素材を使っていきたい。アナログ制作、楽しい!!!